about

2017年の暮れに、この途切れ途切れのブログについてこう記していました。
” 瀬戸内海に面した小さな港町、
岡山県倉敷市玉島での日々を
写真と短い文章で記録しています。 
2014年に 『Tama-log-玉島地域写真デジタルアーカイブ化PRJ』 
ということをはじめました。
浜辺で貝殻をひろうように、
古い写真や記憶を少しずつあつめています。
2018年は三輪車に本やお茶をのせて、 
写真をひろいに出かけたい。 ”

ひろったものの散らかしたままのあれこれは
あっちにはみ出し、こっちに隠れる。
それらを引っ張り出して、ためつすがめつ眺める時間が
唐突に降ってわいた2020年でした。
いまさらと言わず掻き集め、
もう一度ブログという形にして並べてみたいと思っています。

誰が読むというわけでなくとも、
自分が読んでいるのです。

あらたな気持ちで取り組もうと書いたこの「about」を旗印にして
「ブログ#商家暮らし」には日々のこと、
「書き物」には、これまでやこれから書く文章、そして短詩を、
「縫い物」には、書くことのほかで手を動かしていることを、
綴っています。

いまだったり、むかしだったり、
散らかしたままのあれこれを、置いたり入れ替えたり、
気に入りの棚をつくるように。

川のような海のそばの、たましま日和としか言いようのない空気と時間を
言葉にして、そっと、おいていきます。 

2021年1月  


□自分のこと、町のこと、そしてTamalogに続くいきさつは、6年前に山陽新聞のコラム『一日一題』に全7回連載させて頂きました。自身で撮影した写真を加えてこのブログにも転載しています。→『一日一題』第1回へ