「時間短縮」などと言われる以前から、日が暮れたあとに出歩くことは少なかった。そうした私のような人間や、ほんの小さな子どもが、それでも夜出かけるのを許すのが夏という季節だったじゃないかと思っている。
玉島なら商店街の夜市や川であがる花火、昼間の暑さをにじませながら濃くなる夕闇の道をゆっくり歩いて、ささやかな夜遊びに一時開放感を味わう。そんな時間が短縮されてしまって、私たちは夜に町をうろつく理由を失ったまま2回目の夏を過ごしている。
ほんの時々instagramに夜の町並みを載せています。#夜のたましま日和
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