where I belong



よくもここまで持って来たものだと思う。
一念発起して、実家から運んであった祖母の足踏みミシンを縁側の隅に据えた。
座ったまま全ての道具に手の届く小さなコクピット。
いつ付いたのかも知らない大きなアイロンの焦げ跡をなぞって、
居場所はつくるのだ、と言うことを胸に刻んでいる。